盛り塩と身を守る塩

2023年12月20日

宮城県仙台市にある慈眼寺に塩沼亮潤さんという僧侶が居られます。奈良県吉野の大峯山で「大峯千日回峰行」という13000年位の間に2人しか成し遂げていない大変な行を成し遂げた方です。難行を成し遂げた今は「大阿闍梨」となっています。まだ50代半ばのお若い方ですが、強い意志を持たれた、心のきれいな、大変立派な和尚さんであり、多くの人が日々慈眼寺を参拝されています。こんな立派な和尚さんを育てられたのは、お母さんの影響が強かったようです。お母さんは次のように言っています。「阿闍梨さんだから修行の道は極めて行くと信じていましたが、若くして山に入りましたので、満行したとしても世間の事はあまり分からなかったと思うんです。ですから皆様、苛め抜いて下さい。その代わり、10年20年先を見て育ててほしいとお願いしました」と。塩沼さんは、お母さんのこのお気持ちを分かっておられないようですね。満行されてから、彼を育てるという人は一人もおらず、逆に彼を悟りを開いたお釈迦様のように持ち上げています。ですので、出版社から請われるままに10冊くらいの本も書かれています。人生の生き方や考え方について、様々な思いを述べられています。塩沼さんは、(失礼かもしれませんが)ある面では「まだまだ、あまりにも何も知らない、何もできない」と言えます。お母さんの願いに応える方法は「師となる本物の僧侶」を見つける事だと思います。例えば、神戸市の鏑射寺の中村公隆和尚さんは、霊能力、法力、仏教の知識など、何をとっても日本一と言えるような和尚さんですが、80才を有に過ぎた今「私はあまりにも何も知らない・何もできないなど」と言われています。将に、実ほど首を垂れる稲穂かなです。

家の玄関などに盛り塩(粗塩)をすれば、魔の侵入を防ぐことが出来る、などと言われていますが、盛り塩だけでは魔の侵入を防ぐことは出来ません。ただ、そこに滞っている「気」を正常にする効果はあります。家の色々な場所に盛り塩をすれば、その周りの気を正常にしてくれるのです。

「気」が停滞して良くない「気」に変わるのを防いだり、外出して知らず知らずのうちに良くない「気」をくっつけて帰宅したら、盛り塩はそれを吸収してくれます。ただこの塩は頻繁に交換しないと、すぐに悪い物質に変わります。盛り塩の効果は、1~2日位しか持ちません。ほおっておけば、数日でなんともいえない禍々しい「気」を出す物体になってしまいます。悪い「気」を吸収したものを放っておくと、逆効果になるのです。

悪い霊がいるところに行く場合には、塩を身に着けて行けば霊に悪さをされなくて済みます。塩がバリアになるのです。一度使った塩は、再利用は出来ませんので捨てます。

また、お風呂にマグカップ1個位に入れたお塩を入れて入浴すれば、身体を浄化してくれます。但し、最初に入る人だけしか浄化できません。因みに、天然温泉には「体にエネルギーを補充する、体を活性化させる」効果があります。地球がじかに水を温めてお湯にしていますので、地球の巨大なエネルギーが溶け込んでいるからです。因みに、人間は地球の環境を汚染し続けており、我々人間のそのような欲望の行いとその元になる想念によって、巨大なるエネルギーが完全に傷つき、その生命力(地球は生きているのです)を失いかけているのです。

温泉は、この力で免疫力が上がって病気が治ったり、痛みが取れたり、皮膚の細胞が活性化したりするのです。

松井管長がご健在の時は、超法輪で祈祷した「清め塩」を販売していました。清め塩は、特別なエネルギーが入っていますので、あらゆるものを浄める効果が高いと言えます。私は、神棚のお社を浄める為に使ったりしていました。勿論、神社に参拝に行く時にも、清め塩で身体(特に手)を浄めて参拝していました。

気に関する根本的な事を少しお話します。気とは宇宙の万物の根源物質です。この世を形成している全てのものは気から生み出されたものです。目にみえないものを物質というのはおかしいと思われと思いますが、空気も物質だという事は知っています。自分自身も、自分であるために集まっている気の塊です。気は常に陰陽と五行のバランスという宇宙の法則に則って流れるようにできていますから、体内の中でもエネルギー循環は起きています。今地球は、気の循環に乱れや滞りが起きています。人の気の穢れが原因です。

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