幽霊について

2023年9月13日

人間は「心」を持っていますが、心の基は「霊魂」です。霊魂には、実に様々な心の基が記録されています。良い心の基もあれば、悪い心の基もあります。人間は輪廻転生し様々な人生を過ごしていますので、悪い考えを持ったり、悪い事をしたり、間違った事を沢山しています。即ち、「過去世の悪因縁を持っている」という事です。ですので、弘法大師様(お大師様)は「人は誰しも邪悪な心(の基)を持っている」と言われています。大事な事は、その心の基を持っている事に気づき、邪悪な心をコントロールし、明るく希望に満ちた心を持ち続けて生きていく事が大切である、とも言われています。過去世(特に影響が大きいのは前世)の因縁と現世のもの心がついた後での体験が「現世の心の基」を作ります。大事な事は、悪い心の基が発現し(霊魂から脳に送られた指令により、心が物質世界で発現します)ないようにコントロールする事と霊魂の底の底に「純粋なものが流れているか」という事です。我家の人間には、それが流れていますとお大師様は申されましたが、我々には分からない事です。ですので「意識して純粋な心を持つ事が大事」と言えるのです。

世界中で幽霊は沢山います。幽霊とは「肉体が機能しなくなった(所謂、一般的に死と言われる状態)」にも拘わらず、あの世に行かずこの世にとどまっている存在(死人と言った方が分かり易いと思います)です。

この世にとどまっている理由は様々あります。例えば、死んだことが分からない人、あの世への生き方が分からない人、当面はあの世に行きたくないと思っている人、この世に何か執着を持っている人、などなどです。

幽霊は「肉体がなくなり、幽体+霊体+霊魂で構成されて」いますので、一般の人には見えません。霊魂が、人間の本質ですので、霊魂を持っている幽霊は肉体を持っていた人間の時と同じ個性などを持っています。ですので、千差万別の個性を持った幽霊がいるという事になります。

幽霊は「霊体(身体)と霊魂」を持っていますので、生きている人間と同じ事が出来ます。例えば、幽霊によっては「ガタン!とか、ドッスーンとかと言ったラップ音」を鳴らし、自分の存在を知らせる幽霊もいます。そういう幽霊は「あ!幽霊ですね」と言えば消えていきます。(私達は幽霊の言う事は聞こえませんが、幽霊は私達の言う事が分かります)

ヨーロッパなどには「成仏」という認識はないそうです。ですので、いつまでも(例えば、古城などに)この世に居る幽霊が存在するのです。成仏しないという事は、宇宙大生命の「天命」に反する事になります。即ち、魂を磨くという事が出来ないのです。

日本の幽霊の多くは「成仏」という事を知っていますが、成仏の仕方を知らない幽霊も多くいます。そういう幽霊たちは、助けてくれそうな人(成仏させてくれそうな人)に取り憑いたりします。しかし、取り憑いた人が成仏させてくれる人かどうかの判断が出来ませんので、成仏させてくれない人に取り憑いた幽霊はいつまでも取り憑いています。

私の下の孫は高校1年生ですが、幽霊が2体取り憑いていました。どこで、いつ取り憑かれたかは全く不明です。取り憑かれているかどうかは、田内住職のような特別な能力を持った人でないと分かりません。普通の幽霊に取り憑かれると、やはり心身に少し影響を及ぼし(例えば、動作が少し鈍くなるなど)ます。何か、執着心を持った幽霊に取り憑かれると、その影響が出る可能性が有ります。

一般的に言えば、成仏できないという事はひどく苦しい状態です(そうでもない幽霊もいます。幽霊の性格は人間と同じで、千差万別ですから)。そういう苦しい状態の幽霊が多くなれば、そうした幽霊が苦しさ故大騒ぎを起こす事もあります。

私は日々「全ての人の成仏を仏様に祈念し」、「東日本大震災やトルコとシリアの大地震やロシアとウクライナの戦争、など」で亡くなられた人の成仏と復興・復旧を復興菩薩様に祈念していますが、今後益々自然災害や戦争や紛争が増え、不成仏霊は増える一方だと思っています。復興菩薩様は、復興に特化した仏様であり、実態として「成仏や復興・復旧」に力をかして下さいますので、何とか世界で復興菩薩様が広がればいいと願っています。

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