四国八十八ケ所 岩屋寺

2023年9月11日

皆さんは「ディクシャ」という事を知っていますでしょうか。グーグルで検索すると幾つかの説明が出てきます。例えば「ディクシャとは、宇宙・高次元の存在からのエネルギーを脳に送り、悟りを促します。悟りとは、何も特別な事ではありません。この世で起こっている事は、感じる苦しみも含めて、自分の想念が作り出しています。脳にディクシャのエネルギーを送る事で、苦しみの捉え方が変化します。そして、ディクシャは悟りに導くだけでなく、癒し・ヒーリングのエネルギーでもあります。インドでは古代からヨガやアーユルヴェーダなどで使われていた手法です」との説明があります。故・中西研二さんはディクシャをインドの聖者から教わった人で、ディクシャの大家と言える人でした。私は、一度中西さんにお会いし、ヒーリングやディクシャについて教えて頂き、ディクシャを受けたいと思っていました。しかし残念ながら、私が中西さんにコンタクトした時には、中西さんはすでに亡くなられていました。中西さんは「ディクシャは、脳の手術です。エネルギーによる手術です。ディクシャは覚醒のきっかけをくれるのです。ディクシャで得られた覚醒のきっかけを元に戻そうとする力も働きますので、ディクシャは何回も受けた方が良いです」と言われています。一度、ディクシャを体験してみたいと思っています。

四国八十八ケ所の45番札所は、愛媛県にあります。標高700mの山の中腹にありますので、本堂と太子堂に行くには、長くて急勾配の坂道と階段を登らなければいけません。八十八ケ所の中には幾つかの難所がありますが、岩屋寺はその一つと言えます。

本堂まで、健常者で20分以上かかります。私は軽度の身体障害者(歩行困難者)ですので、必死で登っても30分はかかります。普通の山ならそんな時間では登れませんが、仏様のお力添えがありますので、何とか登れています。

ご本尊はお不動様です。この山はお不動様の山なのです。本堂は、山肌が露出した絶壁の横にあります。その絶壁には梯子が架けられており、梯子を登ると、そこは車1台分くらいの平らな場所となっています。その平らな場所が、八十八ケ所で最大のパワースポットとなっているのです。そこに居ればいるほど癒されます。そして、波動も上がります。但し、梯子は長く、登るのは大変です。

本堂がある所の地形は、一番上に本堂と太子堂があり、2m位下がった所に幅3m位な平らなところがあり、更に2m位下がった所に納経所があります。これは殆どの人が知りませんが、本堂から2m位下がった平らなところに山肌には洞窟が掘られています。深さ10m位の洞窟です。そこは「穴禅定」と呼ばれているところです。

実は、この穴禅定が既述のパワースポットの場所同様に「八十八ケ所中、最も貴重な場所」なのです。穴禅定には明かりが全くありませんので、暗闇となっています。そして、穴の中心部には手すりがつけられており、手すりを伝わって奥に進むことが出来ます。

洞窟には、入り口から奥に向かって幾つかの石仏が祀られています。一番奥に祀られているのは「お不動様の石仏」です。実はこのお不動様が「最強のお不動様」なのです(岩屋寺には、数体のお不動様が祀られています)。私は、八十八ケ所を9回廻り終えるまで、このお不動様の存在を知りませんでした。このお不動様は「願いがあるものは、私のところに来なさい」と仰られているのです。

私は10回目の巡礼で初めて、この穴禅定に入らせてもらいました。本堂の前で、若い娘さん2人に穴禅定の事を話をしましたが、その2人の娘さんもその場にいました。携帯の光でその場を照らし、祀られている石仏にローソクを立てましたので、その場が明るく華やかになりました。

皆さんが、お不動様にお願いをしたいと思っていましたが、お願いの仕方が分からなかったようです。お不動様にお願いをする場合には「先ず、お不動様の真言を21回」唱えます。お不動様の真言は長いので、知っている人は少ないと思います。一緒にいた2人の娘さんもご存じなかったので、私が代表でお不動様の真言を21回唱えました。

私は今、仏様の指示に基づき「人類の為の仕事」をしていますので、私の事を知っている仏様はかなりいます。勿論、お大師様やお不動様も私の事を知っています。ですので、私の名前を告げ、そして願い事を告げました。一般の人は、先ず住所と氏名を告げ、そして願いをします。

八十八ケ所の本堂の仏様達は、全て本体と繋がっていますので、全てのご本尊にお願いをする事も出来ます。私は、「お大師様、お不動様、薬師如来様」に私の近親者の事をお願いしました。薬師如来様には、「近親者が、心身ともに健康でありますように」との願いです。

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