人生の目的について(何の為に生きているのか)(1)

2023年8月30日

地球環境の悪化に伴い、自然災害が多く発生するようになっています。ご神仏は自然災害に対してどうされて居るのでしょうか。故・松井光輪管長は、地震などの自然災害を事前に察知していましたので、良く我々にその察知した自然災害を最小に食い止める為の祈りをするように伝えてくれました。勿論、松井管長は御神仏にも自然災害が最小になるようにお願いしていました。ご神仏にお伺いすると、ご神仏は特に松井管長のような卓越した行者達の声に耳を傾けるそうです。ただ、ご神仏が災害回避を担うのは「地域限定的なものに限る事が多い」そうです。「ご神仏自ら率先して、大難を小難に変えようと取り計らう事は少なくない」と申されています。しかし、自然のなすがままにさせる事の方が多いそうです。自然災害は、人間が地球環境を著しく悪化させたことにより多発するようになっています。自然災害の多くは、地球の浄化作用です。ご神仏は、この問題を解決する為にはどうしたら良いかという事もいつも考え、討議しているそうです。時には、国境を越えて神々が話し合われることも多々あるそうです。「ご神仏が、この問題に対してどれだけ努力をしているかを知っている人間はいない」とも言われています。この問題は、ご神仏にお願いするのは筋違いです。人間が起こした結果としての自然災害ですので、人間が解決しなければいけない問題だという事を人間はもっと深刻に受け止め、解決しなければなりません。

「人は何の為に生きているのか。この人生に生きている目的はあるのか」という事を考える人は割合少ないのではないかと思われます。しかし、人生の目的に関する本は沢山あります。ですので、ある程度の人は関心を持たれていると思います。

既存の本のタイトルをいくつか挙げてみますと、例えば、「淡々と生きる、人生の目的、なぜ生きる、生きる意味、人生に生きる価値はない、人生に意味はあるか、生きがいについて、君たちはどう生きるか、生きるとは何か、何の為に生まれ何の為に生きるのか、生きるって何、人生の目的は心が楽になる事、など」多数あります。

こうしたポピュラーな本には、「人生の目的が正しく書かれた本、人生の目的を明確に書かれた本」は殆どないと言えます(京セラの創業者であった稲盛さんの本には、人生の目的が正しく書かれています。但し、その理由までは書かれていません。また、古くは故・在藤泰秀さんの本にも、人生の目的が正しく書かれていましたが、その理由は書かれていません)。

こうした本の中にはベストセラーになっている本もあります。私には、人生の目的が明確に書かれていない本が、何故読まれ、何故ある程度評価されているのか、全く分かりません。それにもまして、何故人生の目的が明確に分かっていない人達が、「人生の目的といったタイトルの本」を書くのか、著者の良識を疑います。悪く言えば、読者を騙している(タイトルの)本とも言えると思います。

人はこの世に生まれ、様々な苦労を経験し、修行をして、魂を磨いて浄化する役目を与えられているのです。ですので、誰しも必ず欠点が与えられています。ご神仏は、その欠点によって自分自身を責めたり、貶めたりしてはいけないと仰せです。

欠点は自分なりに見つめて、成長の糧にすればいいのです。人は必ず誰かに助けられ生きていますし、自分自身も誰かの役にたって生きて行くようになっています。従って、「世の為、人の為に尽くす」という事により、私達は魂を磨く事が出来るのです。

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