仏道の修行と守護者達

2023年11月24日

2023年3月28日、京都の保津川下りの船が転覆し、船頭さんが2名亡くなられました。亡くなられた船頭さん2名は、船から川に投げ出され死にそうになった乗客を救われて、その後亡くなられたそうです。一人の女性が川に投げ出され、一緒に乗船していた孫とはぐれ、川深くに沈みながらもう死ぬと思ったその時、誰かにしたからぐっと押され岸に上げられたそうです。その人に孫がいないと訴えたら、その場で待つように言われ、その人が100mほど下流で誰かに引き上げられた孫を見つけ、腕で大きく輪を記して知らせてくれたそうです。その後、その船頭さんは、他の人を救って見えなくなったそうです。その人は40代の船頭さんでした。もう一人の50代の船頭さんは、船底に沈んでしまった2人の韓国の方を救出して亡くなったそうです。船頭さん達は、救命胴衣を着けていなかったそうです。何故なら、救命胴衣を着けると自分は助かるかもしれないが、乗客を助けられないからだそうです。「自分を犠牲にしても、人を助ける」という崇高な使命感を持った、霊格の高い船頭さん達ですね。そういえば、「船を転覆させたのは船頭さん達だろう」というご意見もあると思いますが、兎に角、懇ろに弔って頂き、マスコミもこのような命を懸けた素晴らしい行為をキチント報道して頂きたいと思います。

これは人にもよると思いますが、ご神仏に認められている師僧の弟子達が修行をする場合には、先ず「神使いの動物」がその修行者に付き、一緒に修行します。神使いの動物は様々ですが、ウサギさんなどが付くケースがあります。ウサギさんは、その修行者を守る役割を持っています。神使いにもレベルがあって、先ず最下位の神使いが付きます。そして、修行が進めばどこかのタイミングで、更に上のランクの神使いに交代していきます。

神使いの動物は、修行者の体に付いています。また、神使いの動物も一緒に修行していますので、修行が進めば修行者から離れる(次の修行に移る為)ことになります。そして、どんどん修行が進むと、守護神に守られるようになります。そして、更に修行が進めば、守護仏が付くようになり、守護霊も守護仏も「修行のレベルに伴い、低いランクのものから、高いランクのもの」に変わっていきます。

知り合いの僧侶も、最初は龍神様に守護されていましたが、その後仏様に守護されるようになりました。龍神様は、ご神仏の眷属です。眷属にもランクがあり、高いランクの眷属になれば、神様などに近いお力を持っています。

この様に、一緒に苦労して修行をした神使いなどは、位が高くなってもその修行者と大変親しい関係を保っています。謂わば「同期の桜」のような関係です。

こういう事を見ていますと「人間は、本当に守られている」という事を強く感じます。因みに私には「守護霊(300年ほど前の小坂家のご先祖の一人)、守護神(大黒天様)、守護仏(観音菩薩様)」がついてくれています。本当に有難い事です。因みに観音様は「小坂さんの事は全て分かっていますので、何も言わなくても大丈夫です」と仰られています。要するに、全てお見通しなのです。

勿論、守護神と守護仏はお祀りし、何時もお参りしています。守護神には、個人的な願い事をしています(仏様には、個人的な願いはしてはいけない事になっているそうです)。

ですので、私は日々大黒天様と吉祥天様(妻の守護神)に孫達の事などをお願いしています。

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